気付けば年の瀬になっていました。
ブログも放置したまま1ヶ月以上~
ご無沙汰しておりました
さて先日
「染め紡ぐ浜松」の明子さんにお声をかけていただき、
二橋染工場さんにて工場見学させていただきました。
仕事で浴衣も着ますし、注染染めが浜松の染め物ということも知っていましたが、その製造過程は全く知らなくて
お誘い頂いた時 「行きます!行きます!」と二つ返事で返させていただきました!
こちらが二橋染工場さんです。
なぜ、浜松で注染染めが普及したかというと染色加工には染料や糊を洗い流す大量の水と反物を乾かす風が必要となり
その点、浜松には天竜川や馬込川があり、風は遠州のからっ風が吹きます。これらの条件に非常に適してたんですね。
では二橋染工場さんへ入っていきましょう・・・
まず入ってすぐに板場があります。 板場では生地に型(デザイン)を糊で塗ります。糊がついたところは染まらないんですね。
この糊は粘土のほかにもち米、糠、海藻が含まれているそうです。
糊を塗り終えると布地をおがくずにまぶして糊を固定します。!
次は紺屋に移動です。
まず糊で土手を作ります。他の色が流れこまないようにですね。
まずベースの模様に青色を流し次に花それぞれ色を付けていきます。
何気に二つのじょうろで二色を混ぜて注いでいるようですが、こちらの紺屋さんは何十色という色が頭に入っていて
赤ひとつとっても色々な赤があるそうで頭の中で思い描いた色を調合して作りだしているそうです。
THE職人!!
次の工程は水洗いです。ここで糊や染料を洗い流します。
水は地下水だそうです。
冬場は水が冷たいし布地は重いしで腰にかなり負担がきそうだなあ~と
腰痛持ちの私は( ゚ ρ ゚ )ボーっとそんなことを考えている合間に布地のすすぎが終わっていました
( ゚ ρ ゚ )ボーとしていた結果、写真撮りが間に合わず一枚目と二枚目の写真の染めの柄が違いますが、お許しくださいね
さて脱水が終わると干場へ移動です。高さ6メートルくらいだったかな?
下で布地に紐を括り付け上から紐をたぐりあげます。
二橋社長は素人の私たちにも染めの布地とプリントの布地での着心地の違いや型紙について分りやすく説明してくださり
お話がとても上手な方でした。
伊勢で作られた柿渋の紙に伊勢の職人さんによって描かれたそう
同じ型でも染める色によって雰囲気かわりますね。
当日工場見学に参加された方々総勢14名、皆さん「はじめまして~」の方々ばかりでしたが、
興味を持っていることが一緒だからか自然とお話が合い楽しく勉強になりましたね~
この見学を企画してくださった明子さん、案内してくださった二橋社長、従業員の方々皆さん
ありがとうございました。
見学させて頂き注染染めの良さ・素晴らしさを知ることができ
これから注染染めをもっと多くの人たちに知ってもらいたいし、
その普及に私なりに協力できたらなぁと思った一日でした。